
機械式駐車場の平面化の方法(埋め戻し工法と鋼製平面化)
機械式駐車場を撤去したあとは、
①埋め戻し工法
②鋼製平面化(鋼製床工法)
があります。
例えばマンションで機械式駐車場を撤去して、もう使わないことが決定している場合や、平面駐車場として利用する際などは、①埋め戻し工法を取ります。
埋め戻し工法はその名の通り、砕石で埋め戻します。
②鋼製平面化(鋼製床工法)は、機械式駐車場の撤去後のピットを埋めずに鋼板という金属製の板でふさぐ工法です。
こちらは、駐輪場やごみ置き場にするなど、その空間を生かしてお住まいの方々に最適な再利用ができる方法です。
少し、鋼製平面化(鋼製床工法)について見ていきましょう。
鋼板でふさぐため、軽いため、沈下などのトラブルが少なく、作業期間も短くて済みます。
金属製の板であるため、滑りやすいデメリットはありますが、ゴムを敷いて安全に使用されている場合もあります。
ピット部分は空洞のままになるため、排水ポンプを設置する必要がありますが、こちらはもともとついているため新たに設置することはありません。年1回の点検をすると良いでしょう。
埋め戻し工法は鋼製平面化よりも費用的には抑えられる傾向ですが、地震や地下水などの影響でピットが沈下したり浮いてしまったりすることがゼロではありません。
平面化する際は、その後の使用方法をしっかりと方向性を決めて施工会社と相談し、最適な方法を選びましょう。